2008年09月16日
意味が・・・?
商品にはネーミングセンスが必要です。
農業の分野でも、品種名に桃太郎、ミリーナ(静岡限定)、デコポンなど、おいしそうな、又は面白そうなイメージが感じられます。肥料の名前にも、パワー1号、センダンニトロなど何か(作物に)効きそうな感じがする言葉が使われています。
しかし、まったくわけのわからないものもあります。
これわいかがでしょうか。 (会社名が入っていないのでそのまま掲載します)
少し土いじりをしている方なら、”変だ”と、思うかもしれません。
アップにしてみます。ここです。
わかりますか?
発酵堆肥・・・一般的に、堆肥は発酵させて作るものです。わかりやすくいいますと、有機物を(わら、落ち葉など)堆積して、微生物の働きによって発酵したものが堆肥と呼ばれます。
島本微生物農法では、堆肥化の工程を味噌作りに例えて説明しております。私も同感です。
決して、発酵味噌とは呼びません。もちろん発酵納豆とも呼びません。共に大豆を発酵させたものだからです。発泡酒はあっても発酵酒はありません(蛇足)。
では、発酵肥料という言葉はどうでしょうか。
発酵肥料はあります。
肥料は、有機物を乾燥させたもの(有機質肥料)か、化学合成されて作られるもの(化学肥料)しかないので、肥料には、”発酵させる”意味は含んでいません。
有機質肥料の効果を高めるために考えられ、作られたのが発酵肥料です。(ぼかし肥料とも呼ばれます)
この堆肥の販売者は、意味の知らずにイメージで名前をつけたと考えられます。
堆肥には、完熟が当り前で、不完全な物を畑に入れたら、種は芽を出さず、苗は根腐れします。
最近、量販店で安い堆肥が出回っているため、差別化の意味で”完熟”と入れたのでしょうか。販売されている堆肥は完熟で当り前と思いたいのですが・・・
まあ、堆肥も食べ物も自分で作るものが一番安心できますね。

