土壌分析 アーカイブ

土壌分析・・・結果

 先日土壌分析に出しました山土の結果が出ました。

 私にとっては、非常に、意外な、結果でした。

 PH             6.6
 EC             0.04(mS/cm)
 アンモニア態窒素     3.6(mg/100g)
 硝酸態窒素        0.1
 有効態燐酸       31
 交換性カリウム      2.6
 交換性カルシウム   958
 交換性マグネシウム 238
 陽イオン交換容量    38.9(me/100g)
 土壌腐植          0(%)
 燐酸吸収係数    1593(mg/100g)


 
 どうでしょうか?
 
 石灰、苦土が高く、何よりCECが38.9もある。
ちなみに私がトマトを栽培しているハウスの土のCECは20.5でした。(この時は農協に分析依頼)
 
 ハウスは、元水田で転地返し工法にて盛り土したものです。・・・ということは、田んぼの土よりもCECが高いということになります。
 
 この土は作土ではありません。山林(杉、檜混植)の下層の土です。
 採取の状況


 今まで、誰もこれを土と考えた人はありませんでした。死に岩、崩れ岩と呼んでいました。近くの地名が崩脇(くずれわき)です。(農家は、土は価値のあるもの、石は石積みに使えないものは無価値という判断をします。そのため、風化しにくい硬い岩は重宝しますがやわらかい岩は邪魔者扱いでした)

 私もあの時、岩が出たやめよう。と思えば、これまで同様あの土はあそこに有り、大雨の度崩れるだけでしょう。

 わずかな認識の違いですけど私にとって非常な価値を与えてくれました。仁和寺の法師のごとくならなかったことにほっとすると共に教えていただいた増田教授に感謝します。

山土

 山土を採取していたら、ついに岩に突き当たりました。と、いいましてもスコップや鍬で削れます。
塊は手でつぶれるくらい柔らかいです。
 
岩


 
 この辺はこのような岩が多く、大雨が降ると地すべりや土砂崩れがおきます。当家でも5年程前の集中豪雨で、早生みかんからデコポン、ポンカンに改植したばかりの園が、地すべりを起こしすべておじゃんになったことがあります。 
 
 現在は廃園です・・・、手のつけようがない・・・・。

 さて、この岩がどういう種類の岩なのか気になりまして、静岡大学 地球科学科の増田教授にお尋ねしました。
 このあたりの母岩は、アルカリ性玄武岩。私が持参した岩は、風化が進んで岩とは呼べない土に近いものと、教えていただきました。帰りには地質図のコピーをいただき大変勉強になりました。

 この岩改め土を培土に利用するためには、成分がどのくらい入っているか、陽イオン交換容量がどのくらいあるか知る必要があります。そこで、島本微生物農法(株)に土壌分析を依頼する事にしました。


 調査項目は、ph(H2O、K2O)、EC、窒素(硝酸態、アンモニア態)、燐酸、加里、石灰、苦土、ホウ素、マンガン、陽イオン交換容量(CEC)、腐食、です。

 私の持っているDr.ソイルは、使いやすいのですがこういうときには正確さにかけるので本式の機材があるところに依頼するのが安心です。


風化した岩


 これが採取してきた試料です。風乾させてから乳鉢でつぶします。


乳鉢


 粉


 簡単に粉になりました。再度乾燥させ袋に詰めて送ります。

 結果が楽しみです。


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