農業技術 アーカイブ

温度による外見の違い(ルッコラ)

 非常に寒くなってまいりました。


 とにもかくにも寒いです。畑の作物も寒そうですが・・・モチナとチジミ菜は平気な顔をしています。生育もまずまずです。意外です。(もちろんそれなりの手当てはしておりますが)


 ルッコラは同じアブラナ科ですが他の種類のものに比べて寒がりのようです。

 地面にぴたっとくっつくロゼット型になっています。


ルッコラ


 これは、採種圃場にしていた場所から生えてきたものです。タンポポみたいな形になっています。これは、地温の方が気温より高い為にこのような形にしているのです。人間に例えれば、ストーブの前で丸くなっている人と同じです。

 寒さに強い作物はピンと立っています。


 他のルッコラも見てみます。

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ラッカセイの空さやについて

 今年は初めてジャンボ落花生を栽培したので(落花生は経験あります)、関心を持っていろいろな農家の話を聞いております。

 
 静岡市小坂ではどうも空さやが多発しました。私の園では発生していないので品種か天候のせいと簡単に考えていました。

 しかし、私と同じ品種のジャンボ落花生でも発生しました。

 これです。


ジャンボ落花生の空さや


 中の実が小さくなっております。しぼんでおります。食べられません!

 こういうときに役に立つ書籍は、『農学大事典』です。農業技術員必読書です。

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『土壌肥沃度論』より作物の養分吸収について

 私が今まで目にしてきた土壌学の書籍の中でベスト10に入る一冊がこの『土壌肥沃度論』です。

 
 もう退官されましたが、北海道大学の岡島秀夫教授の著作です。

 目から鱗が落ちるというたとえがよく理解できました。私がこの本を読んだのは十何年前ですが、大学の図書館ではなく静岡県立図書館から借りて読みました。

 ・・・・そうです、既に絶版でありました。岡島先生の『土の構造と機能は』幸い本屋にありましたのでそのとき求めました。『土壌肥沃度論』はその後古本屋を探して手に入れました。

 農業を行う方は『土壌肥沃度論』を読んで損はありません。有機肥料だ、化成肥料だとか論ずる前にこの本を御覧ください。

 植物の養分吸収の基本は、です。単純ですがこれが重要であります。言い方を変えれば、このことが理解できなくては施肥の方法なんて分かるわけがありません。

 農家必見のこの本から一部紹介します。(なぜ、絶版になったんだ!)
 作物の養分吸収についてです。

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この季節の液肥利用法!

 液肥と聞くと多くは、植物体に散布する葉面散布を思い浮かべます。

 間違ってはおりませんが、液肥とは水に溶けた肥料です。(基本的に)

 葉面散布では、肥料成分を多く与えられません。それに、葉面散布用の液肥は高価です。経費の面で大量には散布できません。

 この葉面散布剤は少量で効果がでます、といわれるものは肥料成分以外の物質の効果です。(相乗作用もありますが)


 私が紹介いたします液肥の使い方は、当然安価です。それに秋作への追肥の効率化にもなります。やり方によっては有機肥料より効果的です。

 この季節の特徴を考えれば答えは簡単です。気温が低い事です。

 この意味は、土壌中の水の動きが悪いと言うことです。これはそのまま土壌水に溶けている肥料成分が植物に吸収されにくい事を指します。また、植物自体蒸散活動が活発に行われていないため土壌中の水の流れはより鈍くなります。

 ハウスやトンネル栽培の利点の一端がわかります。

 土壌水の動きが悪い為に肥料が効きにくいのです。ただ、有機肥料、化成肥料をたくさん入れればよいわけではありません。これでは芸がなさすぎます。面白くありません。

 では、私が行っている施肥法を紹介します。

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おしっこからオーキシンの造り方(簡略法)

 あまりおしっこの話を書くのはどうかと思われるところですが、農業は不要な物を有用なものに変え利用するところがあります。

 ・・・といいますかそうでなくては経営が成立たないものであります。(この点理解されづらい)


 さて、この方法は小清水卓二先生の書かれた『植物成長ホルモン』です。昭和19年1月20日発行です。静岡県立図書館にあります。

 たしか小清水先生は奈良にある学校の教授をされておられたと思います。


 この方法は昭和17年に由里、中田、四方の3氏により開発されました。

 オーキシン含有シロップを作る非常に簡単な方法です。(昔はどこもぼっとん便所ですからね)

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おしっこからオーキシンの造り方

 住木諭介博士の著書『植物ホルモン』からです。

 おしっこからオーキシンの造り方は他にも、小清水卓二先生の『植物生長ホルモン』(昭和19年1月20発行)でも紹介されております。こちらの方が簡易的な方法です。


 もしかすると今後輸入が途絶して農業用資材が入手できなくなった時の事を考えてオーキシンの造り方を記載しておきます。(なーんて・・・冗談です)

 性ホルモンは妊婦尿を原料とするようですが、成長ホルモンは妊婦尿と常尿(ふつうの尿の事だと思います)どちらも同じ結果が見られたとあります。・・・・妊婦尿では採取するのに非常な困難に直面する事からこのようにあえて記載されているのでしょうか。


 又、時代の流れと言うものがありまして、ここに出てくる、オーキシンa、オーキシンbは現在では存在しないものであります。ヘテロオーキシンは現在我々が知る「インドール酢酸」です。・・・多分上記3種類はインドール酢酸の事ではないかと考えています。


 まあ、効果が出ればよいのです。しかし、尿を煮詰めると大変です。西川哲三郎博士の記録に、体中に臭いがしみついて取れないとあります。

 当節、はやらない方法です。ご注意を。

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スイカ収穫時期の目安・・・実験 2011.08.05

 スイカの収穫時期の判断は交配日を目安にします。現在までのところ、早生の旭大和で26日くらい、中生の大和クリーム2号で42日くらいです。

 今年は暑い日が続きますので少し早めの収穫となります。

 しかし、どうしても目こぼしがあります。また、どうしても交配日を記入する事が面倒くさい方もおります。(農家は、ほかに仕事が多いのでよくあることです。勘で収穫します。そのため味が気分次第となります。)

 そこで、神田武さんの収穫時期の目安を参考に練習してみます。
 リンクはこちら
スイカの収穫時期の判断・・・・神田武

 もちろん実験の対象はこちらのスイカです。

三山

 このスイカ叩いても最初から鈍い音しかしません。打診はあまり効果的ではありません。早生の旭大和ならもしかすると有効かもしれませんが。

 さて、神田さんが有効であるとされた判断方法を挙げます。

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津波被害農地の除塩と耐塩栽培

 この農学大辞典で参考になっていた事例は、昭和34年9月26日の伊勢湾台風による被災地の復旧です。当時、77,067haの農地が被害を受け、その内3,500haの農地が2~4ヶ月間海水に浸漬しました。このときの知見と対策です。

 除塩方法(土木的な作業は)はほぼ農林水産省のマニュアルと同じです。

 追記として
 被害農地の共通点として、微アルカリ性を示す。
 
 用水不足の水田では畦立てをし放置するのもよい。

 

 具体的な(目安になる)数値対策を抜書きします。
 
 栽培方法(耐塩栽培法)

 畑作
 耕起・乾燥・堆肥投入などにより土壌の膨軟化をはかる。ナトリウム粘土・マグネシウム粘土の含有量の点から、カルシウム粘土に変える必要があり、そのために、石膏硫酸カルシウム)の投入が効果的とされている。
 オランダでは1ha当り2~4tを数回施用する
 
 1反歩当りに換算すると、200~400kg(10~20俵)

 
 水田
 潅漑法が重点。整地後潅水、一般減水後再度潅水し移植する。過度な土壌攪拌は良くない。
 含塩水が滞水することを避け、出来る限り換水する。
 石灰、木灰などは用水豊富でない限りさけ、また硫安などは基肥に頼らず分施による。
 堆肥、有機質肥料は有効ではない。
 畦立て栽培は効果的である。

 潅漑、排水の悪い場所での石灰(又は石膏)使用はかえって塩分濃度を高める恐れがある。(・・・このような場所では今年作物を栽培することは不可能でしょう)

 土壌の反応が、微アルカリの時期は石膏(硫酸カルシウム)、酸性に転じた後は炭酸カルシウムを施用すれば、不良な物理性の改良に効果がある。(海水中、ヘドロに含まれる硫化物が原因でアルカリ性から強酸性に変化する)

 

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津波被害農地塩害土壌 除塩対策への基礎資料(参考)

 私も農家でありますから東北地方の除塩対策には関心を持ってみております。

 もう既に始まっているようですがはかばかしい記事がありません。農林水産省も早くに熊本県の除塩対策マニュアルをHPで公開しておりますが、農家が用いるには具体性にかけます。

 その具体性とは、
 1、石灰系資材(土壌改良用石灰)の散布、と散布量。
  どの資材を用いるのか。カルシウム系の資材は沢山あります。どの資材をどのくらい用いるのか一応の目安があったほうが良いのでは。(資材は当然出来るだけコストがかからないものがよい)

 2、栽培可能塩分濃度は
  作物ごと耐塩性は異なります。水稲は耐塩性は中位ですが(教科書的に)どのくらいであるならば作付け可能か。


 地震でかなり基盤が破壊され圃場の状態も変化しています。(たぶん)こういうときは出来るだけ目安になる数値があったほうが対策のやりがいがあり又対策の改良をしやすいのではないでしょうか。

 具体的な資料(数値)を参考までに紹介いたします。

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塩化コリン

 私がよく葉面散布剤に使用する塩化コリンについて紹介します。

 以前実験で使用したアグロカネショウさんの“サンキャッチ液剤30S”の成績がよかったので、他の作物(トマトやアイスプラント、ミカン、梅)でもどうかと考えました。
 しかし、サンキャッチ液剤30Sは農薬です。登録作物以外には使用できません。
登録作物は、桃、オウトウ、スモモ、ニンニク、カンショ(サツマイモ)、タマネギ、葉ネギ、イチゴだけです。

 では、他の作物はどうすれば良いかと言えば・・・・塩化コリン単体であればよいのです。何か屁理屈みたいですが塩化コリン原液は農薬登録を取った農薬ではありません。ただの薬品です。(大人の理屈ですな)

 なぜかと言いますと、塩化コリンは飼料で使用されているのです。もちろん作物に残留していても糖やアルコールと同じように無害の物質として許可されています。(残留許可物質)
 飼料では、ビタミンB剤として、B1、B2、B6、B12、葉酸、ニコチン酸(タバコのニコチンとは関係ありません)、パントテン酸、と共に使用されています。

 これが何とか苦労して手に入れた塩化コリン原液です。


塩化コリン

 ごらんの通り無色透明です。わずかに粘度はありますが非常にさらりとしています。水に溶けやすく、その他の成分と混合可能です。私は単用でなく微量要素と混合して使用しています。

 今にて思うと、アグロカネショウさんからも塩化コリンを含む液肥の販売もされているようです。そちらのほうが楽だった・・・。関心のある方はそちらのほうにお問い合わせを。


 さて、この塩化コリン、光合成を活性化させる作用や発根促進作用があると言われている割に資料が手に入らない!なぜ、そのような効果が発見されたのか、どのようにして効果が発現するのか、知りたくなるのが人情(?)でこの点非常に苦労しております。
 因みに技術者必見の農文教から出ている技術体系ではだめです。さわりだけです。(調べて損はありませんが)

 また日を改めて、私の葉面散布実験と資料調査の苦労話を紹介します。


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土壌改良


 土壌改良は、地力の維持、増進するために行われます。大規模に行われる場合(土地改良ともいう)と、作付け前に行われることがあります(あまり意識していませんが)。


地力とは何でしょうか。いろいろな解釈のされ方がありますが、次の3つに分けて考えられています。

物理性 生物性 化学性 ・・・・これらを総合したものが地力です。


①物理性
 土壌の透水性(水の動きの難易)、保水性、易耕性(土のやわらかさ)、作土層の厚さ

②生物性
 微生物の多様性、微生物活性(有機物分解、窒素固定)

③化学性
 養分供給力(土から植物へ)、養分保持力(CEC)、土壌酸度(PH)、塩基バランス(カルシウム、マグネシウム、加里のバランス 4:2:1が理想)


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害虫

 オオタバコガ、ハスモンヨトウ

 夏は病気や害虫の発生が盛んな季節です。酷暑が続く8月は意外と発生が少ないものですが、気を抜くと一大事。8月下旬から9月上旬にかけては害虫の発生が増加してきます。(わかりやすいのは特にアオムシの類)
 みてください、こんなになります。

ハスモンヨトウ食害

ハスモンヨトウ食害


 あまり、野菜の害虫に詳しくないのでハスモンヨトウ、オオタバコガ共にアオムシとしてくくって考えています。薬剤、食害の方法がほとんど同じなためです。実用上不便はありません。

 下に彼らの写真を上げておきます。

幼虫


幼虫


 ハスモンヨトウの卵

卵


 これを見つけたら要注意です。ガが圃場内に飛び始めたらどこかにこれがあります。だいたい、葉の裏、支柱、ハウスでは梁や柱にあります。
 よく観察すると見つかります。減農薬に心がける場合、卵を見つけたら(幼虫の発生が少ない段階、または、見当たらない時)、IGR(脱皮阻害剤、商品名カスケードなど)を使用するか、BT剤(商品名デルフィンなど)を2日~3日間隔で2~3回集中して散布します。
 一度居着くとなかなか駆除が難しいものです。早めにできればガが飛来し始めたときから薬剤の散布を考えたほうが結果として減農薬になります。(バジルでの実験結果より)

農業資材(肥料)2

 肥料いろいろ 難易度

 流通している肥料にはたくさんの種類があります。手に入りやすいものを写真で紹介していきます。
 
 紹介してあるものは、私の使用しているもの又は、友人より撮影のため頂戴してきたものです。営業や中傷を目的として掲載しておりません。
 
 有機化成肥料
しき島特1号

 成分8-7-7の低濃度化成です。有機質に動物質のものがおおく使用されているらしく高価な有機化成です。
 粒状になっているのは、吸湿性を低くするため(湿気ないように)、撒き易さ(機械で散布可能)、防塵のためです。これも、撒いて水をかけると粒が崩れてすぐに解けます。
 有機配合(有機物の割合の高いもの)に比べて、植物に早く効きます。


 有機配合肥料
七福80号

 成分8-8-8。有機含有量80%以上、値段は高いが良い肥料です。有機化成と同じように有機物を原料に使用していますが、肉眼で判別できます。
 よくみてください。

アップ

 白い破片は骨粒(骨を砕いたもの)、黒い粒は皮粒(動物の皮)、黄色い粒は種粕(菜種粕)、小さな白い破片は硫酸カリ、灰色の玉粒は菌体・・・などなど、単肥を知っていれば何が配合されているか良くわかります。
 このように粒状のものを配合してある肥料は偽装をしにくいものです。撒きやすく、長く効きます。
 私が一番気に入っている肥料です。(ちょっと金額が高すぎる・・・・)


 有機粒状肥料
センダン有機粒状846

 成分8-4-6.
 有機原料を粉砕して、化成原料と配合してから圧縮造粒する。ペレットと呼ばれます。粉にならないような硬いものが好まれます。
 同じ配合(原料)の配合肥料に比べて、コストは高くなりますが利点として、
 ①撒きやすい(機械撒きができる)
 ②動物に食害されにくい。・・・農家ではないと経験しないことですが、魚粕、肉粕などはカラスや獣に食べられてしまうので、自然が多い地域ではペレットを好む傾向にあります。
 
 土に混ぜ込む元肥としてでなく、土の表面に散布する追肥に向いています。(コスト的に)

 今回は、以上三種類です。


植物栄養

肥料成分と効果 難易度

  最初に、肥料にかかれている数字について説明します。
 8-8-8  窒素8%ー燐酸8%ー加里8% という意味です。(重量当り)
10kgの肥料でしたら、袋の中に窒素800g-燐酸800g-加里800gはいっているということです。

 これら窒素、燐酸、加里は、植物に多量に必要とされているので3要素と呼ばれています。この3要素に、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)の6元素を加えて多量必須元素と呼ばれます。この内、炭素、酸素、水素に関しては大気と水が供給源になるので肥料として考えられてはいません。(二酸化炭素施肥については別の項で)

 肥料成分の効果について説明します。
Ⅰ 三大要素(多量必須元素)
①窒素(NH4-N、NO3-N)
 タンパク質の構成元素(植物の生長に特に必要)。
 葉緑素、酵素、ホルモン、核酸などの構成元素。
②燐酸(P2O5)
 光合成に関与する。
 ATP、ADPなどを構成しエネルギーの伝達に関与する。
 細胞分裂、開花、結実に関与する。(生殖生長)
③加里(K2O)
 炭水化物の蓄積。
 細胞液の浸透圧維持。
 酵素作用の調節。

Ⅱ 多量必須元素
④カルシウム(石灰)
 細胞膜の生成と強化。
 有機酸の中和(pHの調節)。
 (土壌酸度、物理性の改善)。
⑤マグネシウム(苦土)
 葉緑素の構成元素。
 燐酸の吸収、移行に関与。
 多くの酵素の構成元素。
⑥硫黄
 一部のアミノ酸の構成元素。(シスチン、システィン、メチオニン)
 炭水化物代謝、葉緑素形成に間接的に関与(補酵素等)
 特殊成分の構成元素。(香気の成分等)

簡単に書いていきました。あまり細かくすると、他の要素と絡んできて書くのが難しくなってきますのでまた他の項で。微量要素も日を改めて書いていきます。
 
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農業資材(肥料)

肥糧の種類 難易度

ホームセンターや園芸店には、たくさんの種類の肥料が並んでいます。
どれがどれだか・・・、さっぱりという方が多いはずです。
まあ、ラベルの表示や店員の勧めで肥料を購入しているのが現状ではないでしょうか?
そんな方々の判断の一助になれるよう書いていきます。

一般的に販売されている肥料を分類していきます。土壌改良剤、ぼかし肥料、微生物肥料などは、
別の項目で説明します。
記号 N・・・窒素、P・・・燐酸、K・・・加里

 単肥   
 ① 無機質肥料(化学肥料) ・・・ 肥料成分の1成分を主として含む(N、P、Kのいずれかひとつ)
 ex 硫安、尿素、燐安、過燐酸石灰、塩化カリ、硫酸カリ、苦土石灰
 
 ② 有機質肥料 ・・・ 肥料成分の1成分を主として含む
 ex 魚粕、骨紛、皮革紛、菜種粕、大豆粕、菌体 
 主に植物質のものと動物質のものがあります。動物質単肥のほうが窒素成分が高く高価です。


 化成肥料 
 ① 普通化成 (N+P+Kの合計成分量が15~29%のもの)
 
 ② 高度化成 (N+P+Kの合計成分量が30%以上のもの)                      
 ①、②共に、有機質単肥を若干混入した有機入り化成と無機質単肥のみ合わせて作った化成肥料があります。                   


 配合肥料
 ① 有機質単肥と無機質単肥を混ぜ合わせたもの。
 流通量が多く、配合肥料といわれたら大概これです。価格の違いは、有機質含有量と有機質の種類によって変わってきます。
 
 ② 有機質単肥を2種類以上混ぜ合わせたもの。
 一般的に非常に高価。価格の高い農産物に利用される。有機農産物の認可を受けている農家は有  機質単肥かこれを使用します。
 
 ③ 無機質肥料を2種類以上混ぜ合わせたもの。
 あまり出回ってはいません。


 液体肥料
 ①土壌施用液肥
 主に、無機質肥料の液体または、水溶液。微量要素を含んだものがあります。

 ②葉面散布用液肥
 有機入り液肥といわれるものは大体これ。薬害を出しにくいように成分が調整されている、高価です。

種類については以上です。
次は、成分について書いていきます。
                    

農業技術

やまひこ農園 園主 増井喜彦が農業技術について細かく書いていきます。農業に関心のある方、家庭菜園を行っていらっしゃる方、少し専門的に知りたい方はゆっくりご覧ください。

ネギ栽培風景
 

畑を前にして、何を、いつ、どのように、何を使って、と疑問がわいてきます。まずは、細かい技術は後にして農業で使用される資材について詳しく書いていきます。

ミニトマト(アイコ)


記事は、超難(S)、難()、中()、易()の四段階に分類して、符号をつけました。難しいところは飛ばして読んでください。実際に栽培をしてみて、読み返すことによって理解できるようになると思います。


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