栽培品目 アーカイブ

高温障害

 とても暑い日が続きます。人間も生きているのがやっと、というところでしょう。

 私のトマトもまた、この暑さに参り始めました。


 花落ち


 このトマトは、昨年栽培したアイコのこぼれダネからでてきたものです。移植をしていないので、直根がしっかり張っています。樹勢は強く、身の成りは少々少なかったです。

 実験として栽培していましたがこれが一番高温障害を出し始めたので除去することにしました。

 上の写真の”花落ち”は高温障害の初期に起きる現象です。これは、昼間の温度が高いだけでなく、夜温が高い日が続くと起きます。(どちらかというと高夜温が問題、ここのところ25℃くらいでした)
 温度だけでなく、根がいたんだとき、着果負担、5℃以下の低温にあったときも同じ現象が起こります。花落ちがあったあと、まだ樹の威勢が回復しないと今度は出来たばかりの小さい実を落とします。成熟してきた大きな実や着色を始めた実は最後まで落としません。(樹が枯れても落ちにくい)


 F2アイコ(アイコから出来た種から出来たアイコの事)は、アイコ特有の障害を見せました。

着色不良


 ヘタのところが青いまま残ります。昨年もこの時期になるとでました。出荷は出来ません。

 もっとひどいものがありました。これははじめて見ます。


変形・着色ムラ


 隣(50cm)に植わっているシシリアンルージュはこのような感じです。


シシリアンルージュ


 綺麗なものです。結構花落ちして実の数こそ少なくなりましたが、変形果や着色ムラはありませんでした。品種の差には興味深いものがあります。


 最後に、F2アイコの根を紹介します。
 初めて実験する直播(自然に生えてきたものですが)栽培のトマトがどのようになるか、非常に関心がありました。
トマトの味はアイコと同じではありませんから(あまり美味しくない)端から出荷は出来ませんが生育がどうか、収量はどうか等見るところはあります。


根


 根は立派なものです。直根がよく出ています。結構深いところまで細い根が行っていると考えられます。(このトマトは無肥料です。あえて堆肥もこのトマトの周りには散布しませんでした。)

 地下部が良くても地上部は被害が出る(品種の差はありますが)高温障害の特性が一部理解できました。


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トスカーナ・バイオレット

 こちらの品種も、シシリア島のマロウさんの作品です。
 
 トスカーナ・バイオレット


 黒に近い紫色をしたトマトです。ブラックトマトと呼んでも良い果色です。皮はやわらかく、皮も口に残りません。

 気になるお味は、裂果させるまでできる限りおきましたが余り味が乗ってきません。その辺研究課題ではありますが、外見は、ヘタの形から果形まで申し分なく見方によっては葡萄を思わせるようなトマトです。
 
 ブラックトマトは栄養価が高いといわれておりますが、このトマトは・・・・どうでしょうか?

アップ


 何れにしても今後の研究次第でしょう。現在は試作のみ少数栽培しております。


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シシリアンルージュ

 イタリアのシシリア島に住むマロウさんが育種した品種です。

 シシリアンルージュ


 加工用トマトの血を引き、生食にも加工にも向く品種です。栄養価も通常のトマトより高いそうです。(その辺の細かい紹介は、検索”マロウの地中海トマト”を参照にしてください。)

 私の感想はといいますと、味はコクがありますが、皮が硬く身も硬い。少々皮の硬いpure orangeより食べづらいところも有ります。主に用途は加工用ですか。

 お客様の反応は、生食される方がほとんどです。味のほうは美味しいとのこと。味が濃くて美味しいという方も。


 アップ


 栽培してみた感想ですが、同じ加工用品種の血が入っているアイコより収量が少ない・・・・。作り方もあるのでしょうが水を切るとてき面です。同じように作っているオランダ産品種のほうがよく取れます。(よく働いてくれます)。

 
 今後は、もう少し収量をあげられるような作り方を研究します。理由は、加工に使いやすいような金額にしないと・・・。


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バジル

 また今年もバジルを栽培しました。

 
バジル

 
 生育は良いのですが出荷できる部分が少ないのであまり大量に作れない野菜?です。
 今作は昨年より栽培が難航しました。  見てください。

被害葉


 破れ障子のようになっています。大体このようになるとまず、アオムシの被害を想像します。しかし、ちょっと違います。
 

 アオムシ被害葉


 切り口が綺麗です。孵化したばかりの幼虫が群がって葉を食べたときは、やわらかい部分のみ食べるので残った部分が多少汚くなります。
 今回の被害葉は、表面を薄く削り取ったようになっており、食べ残し部分が黒ずんで非常に目立ちます。
 
 何がこのような食べ方をするのでしょうか。葉を振るってみると小さいものが飛び跳ねます。


 バッタ


 見えますか、小さなバッタがいます。こいつらが長期間バジルの収穫を皆無にしてきました。今まで、バッタがここまで被害を与えるとは知りませんでした。
 環境の変化か、食べ物がなかったのか、心境の変化か・・・とにかくも今までにない出来事でした。


バッタ被害葉


食事中のバッタ


 イナゴが大量発生して農作物に被害を与えるという話は、私にとっては昔話でありましたがこの経験から十分想像できるものになりました。
 これらのバジルは全治2週間でしょうか。それまで収穫は・・・・・


出荷不可


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PURE FLAME

 オランダ産ミニトマトです。
 ミニサンマルツァーノタイプのミニトマトで、糖度は若干低いですが甘酸っぱくコクが有り、良い食味をもっています。皮がやわらかく口に残りません。

 果実の表面についている白い粉はボルドー液(硫黄、石灰、銅の混合物)です。

房


果実


 房取りには向かない品種です。

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PURE ORANGE

 オランダ産ミニトマトです。
熟した柿のような鮮やかなオレンジ色と甘い食味が特徴です。

房


房2


収穫

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PURE ANGEL

 オランダ産ミニトマトです。
 ヨーロッパではヘタを取って“ヘルシースナック”として売られています。
小さくてかわいいプラム型の果実と甘味とさわやかな酸味が人気です。


房


 アップ。
果実


 房取りには向かない品種です。


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PURE SWEET

 今作唯一の国産品種です。・・・別に舶来好みではありませんが、試作した結果と種苗会社に見学に行って調査した結果です。


 房


 トマトは、このような感じで房についています。房の元(茎に近いほう)から花が咲いていきますので、実が赤らむ順番も同じです。これは、どのトマトも同じです。


アップ


 木に生らせた状態でこの赤さです。当農園ではこの色合いで収穫します。(完熟栽培です)

 味がのりにくいこの時期のトマトですが、この完熟まで持っていくと甘味と酸味が濃い、こくのあるトマトが出来ます。(天候による味の変動はありますが・・・)


収穫直後


 この、PURE SWEETは、食感が非常に良い品種です(私の知っている限り)。やわらかく口の中で皮が残りません。味のほうも、甘味と酸味のバランスがよく、夏場のトマトに求められるさわやかな味を持っています。
 特に食味にうるさい日本人向けのトマトだと思っています。


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トマト栽培品種

 毎年、新品種が出てくるトマトですがすべてを作るのは非常に難しいものです。昨年は、アイコを主力に丸型品種3種類を栽培しました。

 今年は、昨年の結果より丸型品種を1種類とオランダ産3種類、イタリア産3種類計7種類のミニトマトと、知人に頼んでオランダから購入してきてもらった大玉トマト4種類を栽培してみました。
(このうちイタリア産ミニトマト2種類は試作程度、大玉トマトも試作のみ)

 順次公開していきます。完熟栽培をしておりますので、収量は通常の栽培に比べて少なくなります。
 


PURE SWEET


 収穫した直後です。

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アイスプラントの花

 4月に入って、アイスプラントの葉が小さくなり、葉端が赤くなってきました。


アイスプラント


 よく見ると、赤くなっているのは葉っぱではなく蕾の先とガク(?)です。どうも花が上がってきたみたいです。
 見た感じ、潅水したあとのような湿ったような気がします。これは、アイスプラントの茎と葉につく特有の結晶が光を反射してこのように見せます。なかなか綺麗です。
 
 食べてみると、結晶の”シャリ“とした食感が塩気と酸味に合わさって不思議な感じがします。新しい感覚の野菜です。

 私も作るのが初めてなので興味を持って観察します。


花


 花が咲いてきました。白というより少々黄色が混じったクリーム色といったところでしょうか。あんまり綺麗に見えるのでエディブルフラワーにどうかと早速食べてみました。

 うーん・・・・食べられないことはないけど、花弁(はなびら)が口の中に残ることがある。それ以外は茎や葉を食べた感じとそう変わりません。

 蕾のほうはいかがかと食べてみました。こちらは食べられる。開花まじかのものは舌に花弁が触ります。

 通常どうり茎や葉を食べるのが無難かなぁと思ってしまいますが、あまり美しく見えるのでもったいない気がします。


花

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