2009年07月 アーカイブ

PURE SWEET

 今作唯一の国産品種です。・・・別に舶来好みではありませんが、試作した結果と種苗会社に見学に行って調査した結果です。


 房


 トマトは、このような感じで房についています。房の元(茎に近いほう)から花が咲いていきますので、実が赤らむ順番も同じです。これは、どのトマトも同じです。


アップ


 木に生らせた状態でこの赤さです。当農園ではこの色合いで収穫します。(完熟栽培です)

 味がのりにくいこの時期のトマトですが、この完熟まで持っていくと甘味と酸味が濃い、こくのあるトマトが出来ます。(天候による味の変動はありますが・・・)


収穫直後


 この、PURE SWEETは、食感が非常に良い品種です(私の知っている限り)。やわらかく口の中で皮が残りません。味のほうも、甘味と酸味のバランスがよく、夏場のトマトに求められるさわやかな味を持っています。
 特に食味にうるさい日本人向けのトマトだと思っています。


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トマト栽培品種

 毎年、新品種が出てくるトマトですがすべてを作るのは非常に難しいものです。昨年は、アイコを主力に丸型品種3種類を栽培しました。

 今年は、昨年の結果より丸型品種を1種類とオランダ産3種類、イタリア産3種類計7種類のミニトマトと、知人に頼んでオランダから購入してきてもらった大玉トマト4種類を栽培してみました。
(このうちイタリア産ミニトマト2種類は試作程度、大玉トマトも試作のみ)

 順次公開していきます。完熟栽培をしておりますので、収量は通常の栽培に比べて少なくなります。
 


PURE SWEET


 収穫した直後です。

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鶏とトマト

 家の鶏は何でも食べます。野菜のくずなんかは好物であまり残しません。

 最近では割れたトマトが大のお気に入りになったようです。もちろんそんなにたくさんはでないのでいつも争奪戦です。


トマトを食べる鶏


 トマトを撒くとみんな集まってきます。中にはちゃっかりしていて、他の鶏がくわえているものを横取りする奴もいます。全員、目が真剣になっています。

遠慮する雄鶏


 雌鳥のパワーに押されてか、雄鶏は様子をうかがいながらトマトに近づいてきました。私には翼を立てて威嚇するくせに(しかも突く)雌鳥には弱いとは・・・・


 毎日の管理ですが新しい発見があって面白いものです。


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アイスプラントの花

 4月に入って、アイスプラントの葉が小さくなり、葉端が赤くなってきました。


アイスプラント


 よく見ると、赤くなっているのは葉っぱではなく蕾の先とガク(?)です。どうも花が上がってきたみたいです。
 見た感じ、潅水したあとのような湿ったような気がします。これは、アイスプラントの茎と葉につく特有の結晶が光を反射してこのように見せます。なかなか綺麗です。
 
 食べてみると、結晶の”シャリ“とした食感が塩気と酸味に合わさって不思議な感じがします。新しい感覚の野菜です。

 私も作るのが初めてなので興味を持って観察します。


花


 花が咲いてきました。白というより少々黄色が混じったクリーム色といったところでしょうか。あんまり綺麗に見えるのでエディブルフラワーにどうかと早速食べてみました。

 うーん・・・・食べられないことはないけど、花弁(はなびら)が口の中に残ることがある。それ以外は茎や葉を食べた感じとそう変わりません。

 蕾のほうはいかがかと食べてみました。こちらは食べられる。開花まじかのものは舌に花弁が触ります。

 通常どうり茎や葉を食べるのが無難かなぁと思ってしまいますが、あまり美しく見えるのでもったいない気がします。


花

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 日が長いのでついつい長く仕事をしてしまいます。
 
 ハウスから出てふと空を見上げると虹が出ていました。雨は降っていません。

虹


 これといって特徴はないのですが、妙に美しく感じて写真を撮りました。
高架になっている道路は東名です。

 こういうときに甥っ子の佑太がいれば面白かったのに・・・とつい思ってしまいます。


1分後

 ちょっと撮る位置がずれましたが虹の変化と雲の流れが少しわかります。

 ちなみに次の日は雨でした。

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トウモロコシ試作 春 出荷

 待ちにまった収穫です。 

 時刻は午前5時。同級生の加藤君より午前4時に収穫するほうが良いと、助言をいただきました。
まあ、連日残業が多いものでこの時間帯で。


収穫を待つトウモロコシ

 雌穂が程よく枯れています。触ってみると実の入りも良いようなので早速収穫します。

収穫

 茎よりねじるようにすると簡単に取れます。(もちろん株ごと抜けるものもあります・・・)

 株ごと抜けたものが幾本か出たので収穫を中断して2本目のトウモロコシの調査をします。


兄弟

 トウモロコシはこのような感じにつきます。2本目は下につきます。
出来はどうでしょうか。開いてみます。


弟


 細く、実の入りもあまりよくありません。花粉の都合でしょう。
 1本目の雌穂に合わせて雄穂が花粉を出すので、遅れて雌穂の出す2本目の時にはあまり花粉が残っていなかったのでしょう。

 味は実の入りの良い部分は美味しいのですが、良くないところは・・・美味しくない。
2本だしはあまりよくなかったと反省します。

 
 収穫を手早く(?)終わらせて、調整作業に移ります。
虫がはいっていそうなもの、実の入りの悪いものをのぞいて邪魔になる葉を除きます。ラベルをつけて出荷です。

出荷


 この商品は、静岡中部にあるMV東海の店舗に並びます。


 使用した資材は、
 農薬散布1回(殺虫剤のみ)、一部実験的に粒剤の殺虫剤を使用したため、2回のところも。
 
 肥料 追肥2回 1回目は化成肥料が主体。2回目は猪の皮を米ぬかとバイムフードで発酵させた発酵肥料を使用しました。(5~6俵散布)
 
 除草剤 茎葉処理剤を2回散布しました。(計画では1回で済ますところでしたが時期が遅れて2回になってしまいました)

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トウモロコシ試作 春 収穫

 ようやく収穫の日がやってきました。

 と、いいましても、私はここ10年トウモロコシを作ったことがない。何時採ってよいのかわからない。
そこで毎年トウモロコシを趣味で作っている同級生の加藤君にお願いしました。


収穫時期のトウモロコシ


 ゴールドラッシュ(サカタ)とランチャー(タキイ)を採ってもらいました。

 右がランチャー、左がゴールドラッシュです。
トウモロコシ2種

 
 加藤君より、先端の粒が少し白いほうが良い(未成熟)。先端までしっかり粒が充実すると今度は味が落ちてくるとのこと。

 ランチャー


ゴールドラッシュ


 収穫するにはちょうど良い頃合でしょうか。

 加藤君の好みは、ランチャーでした。(粒が大きいから)

 岩倉種苗の米倉さんに試食してもらったら、ゴールドラッシュは本来の味が出ていないけど、ランチャーの味がかなり濃厚であるとのこと。

 まあ、いろいろな方に試食してもらい意見を伺ったところ”甘くて美味しい”という意見がほぼ100%となったので出荷することにしました。

 その前に、カラスの脅しをしなくてはいけない。

カラスの脅し


 見難いですが銀色と黒の細い紐が何本も張られています。一応鳥が嫌うらしい。気休めかもしれないがないよりはましと張ってみました。

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トウモロコシ試作 春 収穫真近

 定植から約2ヶ月経過しました。(播種からは3ヶ月くらい)
 もうじき収穫です。

 このような状態になりました。かなり大きいです。

 トウモロコシ


 まだカラスに脅しはしていません。(トマトに忙しくて暇がないだけですが)
被害がないように祈りながら毎日前を通っています。

 草が伸びているので鎌を持って草刈をしました。

二本


 第一果、二果とついています。昔トウモロコシの栽培を習ったときは、1つの株から1本のトウモロコシを収穫する。と教わりましたが、ここは好奇心、試験してみます。


分げつの先

 株の元からあがってきたわき芽(?)をイネ科では分げつと呼びます。除げつ栽培(分げつを除去する栽培法)を教わってきた私は初めてこのようなものを目にしました。
 株についている第一果よりも早く雌穂が枯れ、実が成熟してきました。ちょっとかじってみると甘い。(もちろん甘くないものもあります)


実


 雌穂が枯れ始めてきましたもうじき食べごろです。カラスが目をつける前に脅しよう。


 草を刈っていたら誤って1本切り倒してしまいました。実がどのようになっているか早速ばらしてみます。

雌穂

 雌穂がきれいに実をくるんでいます。雌穂はつやがあり絹のようです。

雌穂と実

 わかりにくいかもしれませんが雌穂の1本1本は、実1粒1粒とつながっています。
花粉がこの雌穂すべてに付かなくては、実がつかない部分が出来てしまいます。

半熟
 
 実はまだ熟していません。果色は白です。家で食べてみましたがあまり美味しくない。
もう少し置いてみるか。


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トウモロコシ試作 春 追肥 

 トウモロコシを植えた畑は昨年生食用タマネギ(ホワイトオニオン、愛知早生)の栽培試験をしようと用意して出来なかった畑です。
 そのときに(といっても去年)自家製ぼかし肥料5俵投入しているので元肥はあえて入れません。
追肥を早めに行おうと考え本日行いました。(4月23日)

 穴肥え

 穴肥えは表面に散布する通常のやり方に比べて施肥効率が非常に高いです。
理由は、
    土の中に施用するため乾燥しにくい(養分は水と共に植物に運ばれる)
    表層に比べ窒素が気散しにくい。(土に吸着され易い)
    流亡しにくい。(雨に直接あたらないため)
    
 特に、分解に水を必要とする微生物が必要な有機質肥料の追肥には最適の施肥法です。

 古川さんが使っている棒は昔、祖父がみかんの夏肥に熔成燐肥を施肥するときに使用したものです。
40年以上前のものです。
 施肥効率の悪い燐酸を少しでもよく効かせようと行ったようです。


穴

 変な赤丸でくくってある部分に穴があります。ここに配合した肥料を100gいれてふさぎます。
今回は、配合に化成肥料が多いので穴は小さくても結構入ります。

 肥料の配合です。事前に化成肥料単肥、硫安、燐安、硫化を配合しておき現地で、骨燐灰を重量で同量配合します。

配合前

 コンクリートを練る舟が重宝します。上に乗っている白い粒が骨燐灰です。結構粒が大きいものです。

配合済


 これを施用します。大体一握り100gくらいです。秤を持っていき目安をつけてから施肥します。

 
 ここで化成肥料を使う理由を書いておきます。
 
 1、燐酸の利用効率を高めるため。
   配合の中で燐酸を多く含むものが骨燐灰です。(P2O5 44%)これは骨に熱を加えて燐酸を可溶化したもので、水に溶けにくい燐酸がほとんどです。(酸で可溶化したものが過燐酸石灰です)そのため、随伴イオンに硫酸を含むものを入れました。硫安、硫加がそれです。酸の力で燐酸の可溶化を狙ったやり方です。

 2、成分量をふやす。
   トウモロコシは吸肥力が強く、肥料成分をたくさん必要とする作物です。散布の手間(この場合穴掘り)を省くため、間隔を空けて成分の高い肥料を投入することにしました。

 
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トウモロコシ試作 春 植付け

 何年かぶりにトウモロコシを栽培してみました。

 この地区では、人間の数より獣の数が多いので、鳥獣害は病虫害より多いのではないでしょうか。
特に、トウモロコシ、サツマイモなどはよく被害に遭う作目です。

 そのことも考慮に入れ増加試作程度の栽培本数にしました。(800本程度)
 もちろん”朝取りトウモロコシ”にて出荷します。

 品種は、ゴールドラッシュ(サカタ)、ランチャー(タキイ)の2種類です。


植付け

 トウモロコシの植付けです。奥に見えるのが仕事を手伝ってくれている古川さんです。
右に見える葉はニンニクの葉っぱです。

アップ

 間隔はこのくらいですか。条間50cm、株間25cmです。

 播種が右側の株が3月6日、16日、18日、23日と仕事の都合でずらして播きました。早いものは老朽化苗になりかかっていました。
 結果ですけど収穫は1週間で終了しました(播種間隔は最大17日)。収穫時期をずらすには播種だけでなく定植時期もそれなりにずらさなくてはいけないと実感しました。

 定植作業を行った日は、4月13日、16日、17日の3日間です。


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サンキャッチ液剤30S

 今回、ニンニクで使用した葉面散布剤は、アグロカネショウ販売のサンキャッチ液剤です。

 正確には、これは肥料でなく農薬の中の植物成長調整剤と呼ばれるものです。

サンキャッチ液剤

 内容は、塩化コリン30%、あとは水と界面活性剤が入っています。
主成分の、塩化コリンは植物に浸透性がよく、葉や根どちらからでもよく吸収されます。

 塩化コリンの作用として、光合成促進作用があるとのことで研究が進められ、1987年にこのサンキャッチ液剤が出来ました。

 ずいぶん昔に出来たのに私が知ったのは今年・・・。まあ、読みやすい農薬事典がないので仕方がありません。(ちなみに農協の技術員の無知さは恐るべきものがありますが)

 
 さて、この塩化コリンですが、植物、動物にも多く含まれています。(コリン+○○)
具体的にいえば、植物質有機肥料では主に種のもの、菜種粕(油粕)、大豆粕、トウモロコシ粕、ゴマ粕などです。動物質有機肥料では、魚粕です。

 これらの有機質肥料は、生で施用するとコリンの効果が期待できます。
ボカシ肥料が良いからと発酵させるとコリンの効果が期待できません。

 これは、コリンが熱(通常の環境)、光には安定していますが、微生物にはよく分解されるからです。
特に微生物に分解され始めると魚のあらが腐ったような匂いがします。(なかなかくさい)

 私は、作物の根域に穴肥えという形で施肥を行っている関係で、有機質肥料は発酵させて有害物質の除去と成分の有効化をさせなくてはなりません。
 コリンは葉面散布の形で与えるのがベストの選択と考えています。

 ちなみに、レシチンの主成分であるホスファチジルコリン(化学ではレシチンのこと)もコリンでありますが、塩化コリンは植物に対して浸透性が良いのですが、ホスファチジルコリンは浸透性が非常に悪い物質です。

 コリンといってもいろいろあるようです。


 このサンキャッチ液剤は人畜無害ですが(飼料に塩化コリンは使用されている)、法律上農薬です。
 使用できる作物は決まっています。(以下の8種類のみ)
 桃、オウトウ、スモモ、ニンニク、カンショ(サツマイモ)、タマネギ、葉ネギ、イチゴ

 使用には気をつけてください。他の作物に使用すると・・・登録外農薬の使用で出荷停止という事態になります(笑)。

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