植物栄養

肥料成分と効果 難易度

  最初に、肥料にかかれている数字について説明します。
 8-8-8  窒素8%ー燐酸8%ー加里8% という意味です。(重量当り)
10kgの肥料でしたら、袋の中に窒素800g-燐酸800g-加里800gはいっているということです。

 これら窒素、燐酸、加里は、植物に多量に必要とされているので3要素と呼ばれています。この3要素に、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)の6元素を加えて多量必須元素と呼ばれます。この内、炭素、酸素、水素に関しては大気と水が供給源になるので肥料として考えられてはいません。(二酸化炭素施肥については別の項で)

 肥料成分の効果について説明します。
Ⅰ 三大要素(多量必須元素)
①窒素(NH4-N、NO3-N)
 タンパク質の構成元素(植物の生長に特に必要)。
 葉緑素、酵素、ホルモン、核酸などの構成元素。
②燐酸(P2O5)
 光合成に関与する。
 ATP、ADPなどを構成しエネルギーの伝達に関与する。
 細胞分裂、開花、結実に関与する。(生殖生長)
③加里(K2O)
 炭水化物の蓄積。
 細胞液の浸透圧維持。
 酵素作用の調節。

Ⅱ 多量必須元素
④カルシウム(石灰)
 細胞膜の生成と強化。
 有機酸の中和(pHの調節)。
 (土壌酸度、物理性の改善)。
⑤マグネシウム(苦土)
 葉緑素の構成元素。
 燐酸の吸収、移行に関与。
 多くの酵素の構成元素。
⑥硫黄
 一部のアミノ酸の構成元素。(シスチン、システィン、メチオニン)
 炭水化物代謝、葉緑素形成に間接的に関与(補酵素等)
 特殊成分の構成元素。(香気の成分等)

簡単に書いていきました。あまり細かくすると、他の要素と絡んできて書くのが難しくなってきますのでまた他の項で。微量要素も日を改めて書いていきます。
 
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